健康や美容、野菜不足の解消や栄養補給にピッタリな青汁。最近は栄養価が考えられた青汁ばかりではなく、その味も格段にレベルアップし、美味しくて飲みやすい青汁が増えてきましたよね。栄養があって美味しい、そして体にいいとなれば、1日に何杯でも飲みたくなってしまうかもしれません。
でも、ちょっと待って! 青汁は1日に何杯まで飲んでいいのか、ちゃんと知っていますか? ここでは、青汁の1日の摂取目安量について、確認していきましょう。
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今飲んでいる青汁の1日の摂取量をチェック!
青汁に含まれているのは、野菜の栄養素。だとすれば、野菜不足を解消するためにも、青汁はどんどん飲むべきだ! と考える人もいるかもしれません。しかし、青汁は飲めば飲むほど体にいいわけではないのです。
青汁は薬ではなく食品ですが、やはり1日の目安量というものがあります。まずは、ランキング上位の青汁の中でも、人気の高い3つの青汁の1日の摂取目安量を確認してみましょう。
- サントリー 極の青汁 1日1〜3包
- えがおの青汁満菜 1日1〜2袋
- お茶村 神仙桑抹茶ゴールド 1日2〜3包
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このように、3つの青汁はともに、1日1〜3杯を目安としてあげています。この目安量とは、青汁に含まれている成分のはたらきや、栄養のバランスを考えて、メーカーが推奨しているもの。いわば、青汁の効果が一番得られやすい分量でもあるのです。よりよい効果を得るためにも、青汁を飲む時はこの摂取目安量を守ることが大切です。
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青汁を飲み過ぎるとどうなるの?
それでは、青汁を飲み過ぎることによって、どんな影響が出ると考えられるのでしょうか? 考えられるものをここであげてみましょう。
お腹がゆるくなる
まず考えられるのは、青汁に含まれる豊富な食物繊維によって、お腹の調子がゆるくなってしまうこと。食物繊維は、腸のぜん動運動を促して排便をスムーズにしてくれます。しかし、多く摂取しすぎると過剰に腸が刺激されるため、腹痛や下痢といった症状が出ることもあるのです。
カリウムの過剰摂取
青汁にはカリウムが多く含まれていますので、摂取しすぎると吐き気などの胃腸症状が出ることもあります。この場合、特に注意しなければならないのは、腎臓や肝臓の病気を抱える方や人工透析をしている方です。腎臓や肝臓に異常があると、カリウムを上手く排泄できないため、高カリウム血症を起こし、胃腸症状のほかに、しびれや脱力感、不整脈といった症状があらわる危険があります。
また、ワルファリンというお薬を服用している場合、青汁の摂取は禁止されます。心筋梗塞や脳血栓症の治療に使われるワルファリンは、ビタミンKのはたらきを抑えることによって、血液を固まりにくくしています。そのため、ビタミンKが豊富な青汁を飲むと、ワルファリンの作用が弱まってしまうのです。
青汁を飲む場合は、自分の体調を考え、適量を守ることが大切です。もしも青汁を飲むことに不安を感じる場合や、飲んでから体に好ましくない変化を感じた場合には、かかりつけ医などに相談してみましょう。
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