海外のセレブタレントが愛飲していることから日本でも話題となった、グリーンスムージー。緑の野菜と果物を混ぜて作るグリーンスムージーは、健康やダイエット、美肌などさまざまな効果が期待できるとされ、若い女性を中心に人気が高まっていますね。
そんなグリーンスムージーは、青汁とどう違うのでしょうか? また、どちらがより効果的なのでしょうか? ここでは、青汁とグリーンスムージーをさまざまな面から比較して考えてみたいと思います。
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徹底比較! 青汁とグリーンスムージーは何が違う?
似ているようで違う、青汁とグリーンスムージー。両者とも、美容や健康に効果が期待できることはわかりますが、その違いは一体どこにあるのでしょうか。わかりやすくまとめてみましょう。
原材料
青汁の原料は、ケールや大麦若葉、明日葉などの緑の葉野菜。種類によっては、このほかに生姜、レモン、はちみつ、乳酸菌などが加えられているものもあります。
一方、グリーンスムージーの原料は、緑の野菜と果物、そして少量の水。野菜だけでなく、フルーツをたっぷり入れるのがグリーンスムージーの大きな特徴です。
作り方
青汁の場合、自作している方は少ないものの、キャベツや小松菜といった手に入りやすい野菜を使って、ジューサーやミキサーですりつぶして作ることができます。グリーンスムージーも同様に、カットした野菜と果物に少量の水を加え、ジューサーやミキサーで混ぜて作ります。
青汁もグリーンスムージーも、現在は粉末に加工されている商品も多く販売されています。その場合は、どちらも水に溶かすだけで簡単に作ることができです。
栄養価
青汁に含まれる栄養は、各種のビタミンやミネラル、食物繊維など。グリーンスムージーは、使う原料にもよりますが、ビタミンやミネラル、ビタミン、食物繊維のほかに、生野菜や果物の酵素を多く含んでいます。ただし、果物を使う分、グリーンスムージーの方が糖質とカロリーが高くなります。
味
青汁は、緑の野菜の青臭さや苦味を感じることがあります。特に、自作する場合は砂糖や甘味料を加えないため、それを強く感じるかもしれません。しかし、人気の高い粉末の青汁は飲みやすく加工されているため、少し甘みのあるお茶のように美味しいものも多くあります。
グリーンスムージーには果物が入っているため、青汁よりも甘さがあり、飲みやすいと感じるでしょう。粉末に加工されたものの場合は、より甘さを感じやすいかもしれません。
効果
青汁に期待される効果としてあげられるのは、ダイエットや便秘解消、美肌、アンチエイジングなど。グリーンスムージーも青汁と同様の効果が期待できると考えられますが、材料である果物の糖質やカロリー、腹持ちなどの面から考えると、グリーンスムージーは特に置き換えダイエットに適していると言えるでしょう。
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グリーンスムージーにはこんなデメリットも
こうして比較すると、青汁とグリーンスムージーは、果物が入っているかいないかが大きな違いであり、どちらも美容と健康によい効果が期待できるということがお分かりいただけると思います。それなら、果物入っているグリーンスムージーの方がなんだかよさそうな感じがするかも……と考えてしまいますよね。
でも、グリーンスムージーには次のようなデメリットもあるのです。
コスパが高い
グリーンスムージーの材料である緑の野菜と果物。これらを毎日買ってグリーンスムージーを作るとすると、1日あたり300円〜400円のコストがかかります。材料となる野菜や果物の産地、有機栽培などにもこだわると、コストは更にアップ。市販のグリーンスムージーには安価なものはありますが、安全安心、添加物の種類などにこだわり、よりよいものを求めると、それなりの価格になることが考えられます。
現在、人気の高い青汁でも1包あたりの値段が100〜130円程度であることを考えると、決して手軽とは言えないかもしれませんね。また、安価な粉末グリーンスムージーには、安定剤や香料、危険性が指摘されている人工甘味料などが使われているものも多くありますので、注意が必要です。
糖質、カロリーが高い
果物を使って作るグリーンスムージーは、必然的に糖質やカロリーが高くなります。そのため、糖尿病などを予防したい方、血糖値が気になる方には向かない飲み物だと言えるでしょう。また、食事制限と運動といったスタンダードなダイエットをする場合、グリーンスムージーを飲み続けることで糖質の摂り過ぎとなり、あまり効果が期待できない可能性もあります。
グリーンスムージーがその効果を発揮するのは、置き換えダイエットなどの食事代わりに飲むからだと言えます。そのため、置き換えダイエットをする場合はグリーンスムージー、それ以外のダイエットには青汁と、使い分けすることも必要です。
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